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台所用ガス=02年以来の料金調整へ=1日から15%値上がり

 ペトロブラスが8月31日、台所用の液化ガス(LPG、13キロ入りのボンベ、通称ボチジョン)の出口価格を9月1日から15%値上げすると発表したと1日付伯字紙などが報じた。
 同社によれば、今回の調整は02年12月以来のものだ。これまでは補助金を出す事で価格を据え置いてきたが、これ以上の据え置きは無理と判断したという。より大きいサイズのボンベは14年12月にやはり15%値上げしている。
 全国LPG配給業者組合によれば、出口価格の調整分は、販売店を経て小売価格に転嫁される事になっている。
 国家原油庁(ANP)によると、8月第4週の全国での台所用のガスの平均価格は46・19レアルだが、今回の値上げで平均3レアルが上乗せされるため、小売値が50レアルを超える可能性が強い。小売価格にはトラックの燃料値上がり分などの経費が転嫁される可能性もあり、02年12月以降も販売店が個別に価格を調整したケースもあり得るという。