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東西南北

 8月31日、サンパウロ州地裁は、州検察局が訴えていたサンパウロ市の自転車道建設差し止めを却下した。上告は認められず、この件に関してはフェルナンド・ハダジ市長が勝訴したことになる。今やサンパウロ市の主要事業となりつつある自転車道だが、サンパウロ州検察のカミラ・マンソウル・マガリャンエス・ダ・シウヴァ検察官は今年1月、「道路の調査が不十分」であることを理由に自転車道の建設差し止めを求めた。以来、裁判所の判断が二転三転していたが、以前から市側を支持していたジョゼ・レナト・ナリニ地裁長官が「調査が不十分なことは建設差し止めの理由にはならない」との判断し、差し止め中止となった。市長としては一安心か。
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 1日午前、サンパウロ市地下鉄のセー駅で、17歳の少年が急死する事件が起きた。この少年は友人らと共にアニャンガバウ駅で自動改札機を潜り抜け、無賃乗車しようとしたが警備員に捕まり、改札機を通りなおした後に電車に乗った。警備員数人が同じ電車に乗りこみ、少年たちと共にセーで降りたが、防犯カメラの死角で口論となった。少年たちは「警備員が胸を殴り首を絞めた」と証言したが、警備員たちは「腕を握った途端に少年がぐったりした」と語った。
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 昨年コリンチャンスを解任されたマノ・メネゼス前監督が、クルゼイロの監督に就任することになった。2012年まではセレソンの監督だったマノ氏も、フラメンゴ、コリンチャンスと短期のみの指揮で終わる日々を送っていたが今回はどうか。クルゼイロは現パルメイラス監督のオリヴェイラ氏解雇以来、不調続きだが挽回なるか。