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トカンチンス文協も訪問した(大使館提供)
トカンチンス文協も訪問した(大使館提供)

梅田大使がトカンチンス訪問=知事と会談、日本祭りも視察

 梅田邦夫・恵子大使夫妻が8月14、15日の「第7回日本文化祭り」に合わせてトカンチンス州を公式訪問し、マルセロ・ミランダ州知事と会談を持った。
 10人以上の州政府幹部らの出席の下、梅田大使は地元日系団体の活動や日本語教育の現状等について意見を交わした。
 ミランダ知事は「日本は日伯セラード農業開発事業など、州の創設直後から数多くの協力プロジェクトを実施している」と緊密な日伯関係を強調。「州は4つの水力発電所があり、水上交通にも恵まれた環境にある。より安価で食糧を輸出するためにも、日本企業からの投資を呼び込んでインフラ整備を行いたい」と期待した。
 味の素、豊田通商、NHフーズ(日本ハム)の3社も同行し、自社の活動を説明。知事らはメモをとりながら熱心に耳を傾けていた。
 日本文化祭りでは、会場のパルマス市ひまわり広場に2日間で約2万人が来場。開会式には主催した同地日伯文化協会のナカムラ・ネルソン・カズオ会長はじめ来賓に州知事夫妻、マルセロ・レリス副知事、メルク・アキノ文化長官などが訪れた。
 梅田大使は「外交樹立120周年の本年、ブラジル全土で約900の記念事業がある。トカンチンスでも今行事を通じ、多くの州民に日本文化への理解を深め、親近感を持って頂くことを期待する」と挨拶した。
 太鼓演奏、茶道、生け花、盆栽、コスプレ、雛人形や七夕飾りの展示や日本食販売も行なわれた。大使館もセラピーロボット「パロ」の展示や、広報DVD・資料を用いた日本文化紹介などを実施した。