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検察がジルセウ氏を起訴=PB元理事やPT元会計も

 【既報関連】連邦検察庁が4日、ジョゼ・ジルセウ元官房長官ら計17人を、贈収賄や犯罪組織形成、資金洗浄などで起訴したと同日付G1サイトなどが報じた。
 起訴されたのは、8月3日のラヴァ・ジャット作戦(LJ)第17弾で逮捕されたジョゼ・ジルセウ容疑者とその兄弟、同容疑者の娘、ペトロブラス(PB)元サービス部長のレナト・ドゥケ被告、労働者党(PT)元中央会計のジョアン・ヴァカリ・ネット被告らで、パラナ連邦地裁のセルジオ・モロ判事が起訴状を受理すれば、全員が被告となる。これら17人は、PBのサービスを請け負ったホープ・エ・ペルソナル社や、PBと事業契約したエンジェヴィックスなどのゼネコンを通じ、贈収賄や資金洗浄などを行っていた。
 ジルセウ容疑者は逮捕時、メンサロン事件での軟禁処分中だったが、連邦検察官は、同容疑者はルーラ政権で官房長官を務めていた時からPB絡みのペトロロンに関わっていたとし、二つの事件は、ブラジル銀行を巻き込んだかPBを巻き込んだかの違いだけで、連邦議員の支持取り付けの金のばら撒きという性質は同じだと評している。