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リオ五輪=カヌー代表選手協会と対立=五輪テストイベントを放棄

 リオ五輪まで1年を切るなか、ブラジルカヌー代表選手達は、4日ブラジルカヌー協会(CBCa)と対立し、リオ市で行われていたカヌー競技のリハーサル大会を放棄した。
 イザキアス・ケイロス、エルロン・デ・ソウザ、ニヴァルテル・サントス、ロニウソン・デ・オリヴェイラの4人は、ロドリゴ・デ・フレイタス湖で開催されていた大会を放棄し、給料が本来のスポンサーである、社会開発銀行(BNDES)からではなく、ブラジル五輪委(COB)から払われている事に抗議した。
 4人を代表してイザキアスは「協会とBNDESは、練習会場がスペイン人の新監督の要請で、サンパウロ州からミナス州に移ったから支払いのための書類が揃わないのなんのとくだらない言い訳をして、8カ月も給料を払わないの。それを見かねて、今はCOBが払ってくれている」と語った。
 ジョアン・トマジーニCBCa会長は失望を露にし、以下のように語った。「とても悲しんでいる。聞く耳さえ持たないものに話して分からせるのは難しい。選手達はいかなる時もちゃんとサポートを受けてきた」
 選手達は、個人スポンサーのロゴをユニフォームに入れる事を許可しないことにも不満を漏らしている。
 「個人スポンサーのロゴを入れたければオールと、カヌーに入れれば良い。サッカーのネイマールだって個人スポンサーのマークをユニフォームにつけて試合に出ないのと同じ事だ」と同会長は述べる。
 それに対してもイザキアスは「会長は個人スポンサーのロゴを認めると確かに言ったにも関わらず、その後、BANDESしか認めないと話を翻した。約束が違うと詰め寄ってもしらを切っている」と反論している。