【既報】8日に最高裁が在外被爆者にも医療費を全額支給するとした判決に対し、ブラジル被爆者平和協会・森田隆会長が本紙に喜びの声を寄せた。
「非常に喜ばしいこと。米国や韓国の被爆者、そして日本から支援をしてくださる皆さんの協力があって達成できたことだと思っている。これからの活動は世界平和の実現に限られた。今後も継続して核兵器廃絶や戦争反対を訴えていきたい」と語った。
同会は1984年の発足以来、日本政府に対し医療費の全額支給や世界平和を訴えてきた。現在、同会で把握している在ブラジル被爆者は104人。今月19日に集会が開かれ、判決に関する報告が行われる。