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■尋ね人■山形出身 今野一家

日本に残ったもう一人の息子・作治郎さん(左)。「ブラジル在住の親族に面影が似ているかも」と市川さん

日本に残ったもう一人の息子・作治郎さん(左)。「ブラジル在住の親族に面影が似ているかも」と市川さん

 巡回法話のため来伯中の青森県昭伝寺住職・市川公淳さんが、戦前にブラジル移住した山形県旧西田川郡出身(現東田川郡)の今野一家の消息を探している。
 妻の祖父母にあたる今野酉蔵・光代夫妻は正雄、光次、美枝、八重さん4人の子どもと共に、1937(昭和12)年8月20日出航のサントス丸で移住し、サンパウロ州でコーヒー栽培に携わった。
 90年代前半、日本に残った息子の一人である昭道さんが訪伯した際、光代さんはパラナ州クリチーバで洗濯屋を営んでいた。しかし17年前に彼が逝去して以降、連絡が途絶えている。
 正雄、光次、美枝、八重さんは、生きていればそれぞれ92、85、83、80歳。今野一族に心当たりのある人は南米別院佛心寺(11・3208・4515)まで。