来伯3カ月目の弊紙新米記者は「ブラジルに来て一番驚いたのはバイリンガル(二言語話者)の多さ」と編集部で力説した。日本では外国語を話せる者が少なく、多くがバイリンガルや外国人にコンプレックスを抱いているという。その新米記者は熊本の田舎生まれで、「近所のおじさんそっくりの日本人が、いきなりポ語をペラペラしゃべりだしたのに衝撃を受けた」と妙なことに感動していた。移民大国の日常的な光景だが、新来日本人にとっては、それが「異国に来た」ことを強く実感する瞬間だったようだ。読者の皆さん、そんな新来記者にやさしくポ語のご指導を。