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農作物は今年も増産か=昨年比8・6%増と予想

 地理統計院(IBGE)が11日、8月の調査の結果、今年1~12月の穀物、豆類、油糧種子の収量は昨年より8・6%増の2億1千万トンに達する見込みと発表した。7月の調査では2億900万トンとの予想だったため、今年で最も肯定的な見通しとなった事になる。
 IBGEが調査している26品目中、16品目は昨年より収量が増える見込みで、3大穀物の大豆は11・9%、トウモロコシは6・5%、米は3・6%の増産と見られている。
 その他に増収が見込まれているのは、小麦17・1%、ジャガイモ第1期0・7%、同第2期0・2%、アラビカ種のカフェ(コーヒー)3・3%、サトウキビ2・5%、玉ねぎ1・1%、大麦21・8%、オレンジ9・3%、マンジョッカ(キャサバ)0・6%などとなっている。
 一方、減産が見込まれているのは、ジャガイモ第3期12・9%、カネフォーラ種のカフェ18・7%、フェイジョン第1期9・0%、同第2期4・3%、同第3期5・4%などだ。
 8月時点の集計での作付面積は5760万ヘクタールで、14年の5650万ヘクタールより1・9%増えたが、この数字は7月時点での集計より0・2%少なくなっている。
 IBGEの統計は1~12月が原則で、8月から翌年7月までを1農年とする国家配給公社(Conab)とは数字が異なるので要注意だ。(11日付アジェンシア・ブラジルより)