120周年のメインイベント、本日12日の花火祭り(サンパウロ市インテルラゴス・サーキット)に出演するロックバンド「KAO=S」の川渕かおり(ヴォーカル/剣舞)、リーダーの山切修二(ギター/ヴォーカル)、寂空(津軽三味線)、サポートメンバーのKAZU(パーカッション)各氏が来社し、公演を前に意気込みを語った。
出演決定は今年5月ごろ。山切さんは「『ロック・イン・リオ』などの映像を見て、ブラジルの熱狂に憧れがあった。本当にうれしかった」と喜ぶ。第一印象に「食事がおいしい」と語り、前日にはミナス料理を堪能した。過去に公演した米国と比べると「色鮮やかな壁画が多く賑やかなお国柄を感じた」という。
当日は「荒城の月」や民謡のアレンジにオリジナルを含め8曲ほど演奏する予定。出演は午後3時半から。「日本人による日本人にしかできないロックを見せたい」と抱負を語った。
□関連コラム「大耳小耳」□
花火祭りに出演するロックバンド「KAO=S」は、ロックに合わせ三味線を奏でながら、艶やかに剣舞を舞うという混成音楽というスタイルだ。「剣舞に三味線」というステージはまさに親日家が好みそうな演出で、2013年に出演したパリのジャパンエキスポでも好評を博したよう。肝心の天気が気になるところだが、在聖総領事館によれば「雨天でも決行」するとのこと。編集部には天候による開催の有無を確認する電話も寄せられ、読者の関心も高まっているようだ。