サッカーブラジル代表〃セレソン〃の名物サポーターのクローヴィス・アコスタ・フェルナンデス氏(60)が16日、ブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市で死去したと同日付伯字サイトが報じた。
〃ガウーショ・ダ・コッパ〃の愛称で知られていた同氏は9年来、癌を患っていた。
同氏がW杯でのセレソンの追っかけを始めたのは、90年のイタリア大会からで、それ以降、14年のブラジル大会まで7回連続で、W杯を現地観戦している。
同氏は、コッパ・アメリカ、コンフェデレーションズカップ、オリンピックなども現地観戦に訪れており、セレソンの試合を観戦するために訪れた国は60カ国以上、観戦試合数も150を超えている。
ブラジル代表の名物サポーターとして有名だった同氏は、最後のW杯となった昨年、決勝戦前のスタジアムで、ドイツ代表選手の妻達からせがまれて、記念写真を撮っている。
地元ポルト・アレグレのグレミオの熱狂的なファンでもあった同氏は、自身の遺灰をグレミオのホームスタジアムと、ブラジル代表の試合が行われる会場の一つに撒くよう望んでいた。
「父はグレミオの設立記念日である9月15日の翌日、地元リオ・グランデ・ド・スール州にとって意味のある、(国内最長の10年にわたった革命を記念する)〃ファロウピーリャ週間〃に逝く事を決めたんだ。グレミスタの鏡だよ」と息子のフランク・ダマセーノ・フェルナンデス氏は地元ラジオ局のインタビューに答えた。(16日付G1サイトより)