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幹線道路で大渋滞発生=軍警ヘリが離陸不能となり

 18日朝、サンパウロ市南部の幹線道路、マルジナル・ピニェイロスのカステロ・ブランコ方面の車線に着陸した軍警のヘリが動けなくなり、同幹線道路の車の流れが一時、完全に遮断された。
 午後3時半には、一般車線で3・8キロ、アウトバーン(高速車線)で2・2キロの渋滞が発生した。同時間帯の同市の渋滞は67キロで、そのうちの33キロは南部での渋滞だった。
 このヘリは、同市南部で起きた窃盗事件の犯人が、警察に追跡されて逃げる途中、警官をはねたため、負傷した警官を救助する目的で派遣されたが、現場についてから再度離陸しようとしたところ、電気系統の故障のために、離陸できなくなったという。
 空撮映像では、駆けつけた警察がヘリを路肩に移動させるためにタイヤを装着し、別のヘリが車道に停まって、トラブルにあった機体の修復を支援している模様が映し出された。
 アウトバーンは閉鎖されたため、サンパウロ交通工学公社(CET)は正午の段階で、現場一帯の渋滞は8・7キロだったと発表した。12時18分にはアウトバーンも2車線が開放された。午後1時20分の段階で開放された車線は三つに増えたが、2車線は引き続き封鎖されていた。
 軍警の情報では、サンパウロ市南部で窃盗を犯した後にバイクで逃走していた犯人が、警官を撥ねたのは、午前11時頃だったという。(18日付G1サイトより)