19、20日の週末、湿度11%を記録したブラジリア連邦直轄区(DF)では、防災局が非常事態宣言を発令するに至った。
暦の上では春の訪れとなる23日もこの高温低湿度傾向は続き、雨は来週末の10月3、4日頃まで降らないと見られている。それまでは大きな暖気団がDF周辺に留まり、雲さえも少ない晴天が続き、最高気温は33度前後、最低気温は16度前後、湿度は14%付近で推移する模様だ。
発育段階にある子供達や、急激な変化に対してより敏感な高齢者を懸念し、DFの防災局は、子供や高齢者に特別な注意をと呼びかけているが、極度の乾燥によって引き起こされる体調不良は、あらゆる年齢の人々に発生する可能性があると警告してもいる。
具体的には、午前10時から午後4時までの屋外での活動を避ける事、水分摂取量を増やす事、熱いお湯で長い時間シャワーに入らない事、石鹸をつけすぎない事、エアコンをむやみに使用しない事、消化の良いものを優先してとる事、日焼け止めをたっぷり塗る事、加湿器や塗れたタオルを部屋に干すなどして、部屋の湿度を保つ事などが推奨されている。(21日付アジェンシア・ブラジル、同フォトス・プブリカスより)
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