大サンパウロ市圏カラピクイバ市で19日未明、ピツァリアで働いていた16~18歳の青年4人が、車で来た4人組に射殺される事件が起きたと20日付伯字紙が報じた。
8月13日に18人が殺され、8月27日にも負傷者の1人が死亡したオザスコ市やバルエリ市とカラピクイバ市は隣接しており、再び起きた集団殺人事件は地域住民を震撼とさせた。
事件発生は午前0時20分頃で、仕事を終えて帰ろうとしていた4人の前に車が停まり、中にいた男性4人が声を荒げたと思った途端に4人を射殺。4人は頭を撃たれてうつぶせに倒れ、5分後に警察が駆けつけた時には皆、事切れていた。両手を額の辺りに組んでいた遺体もあったという。
警察によると、現場に落ちていた薬莢は、8月13日の事件で使われたのと同型の380口径の銃のものだった。二つの事件の関係解明は今後の捜査を待つ必要があるが、サンパウロ州では今年14件目となる集団殺人事件の被害者4人には何の前歴もなかったという。
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