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マリーナの新党、遂に承認=16年市長選から本格始動

 高等選挙裁判所(TSE)は22日、昨年の大統領選で3位となったマリーナ・シウヴァ氏の新政党、持続ネットワーク(RS)の結党を正式承認した。23日付伯字紙が報じている。
 RSの結党は、マリーナ氏が14年大統領選に臨むことを前提に、2013年から進められていたが、選挙の1年前と設定された期日までに提出しなければならない新党結成のための有効署名者数が、無効が相次いだりしてTSEの求める規定(49万1千人)を満たせず、却下されていた。今回は、48万7千人の有効署名数との規定に対し、49万8千人分集めたため、晴れて承認されることとなった。
 これでRSはブラジルで34番目の党ということになったが、新党ということで政党援助金の割り当ては少なく、選挙CMの割り当て時間も当面は少なくなる。これらを増やすためには、18年に行われる下院議員選挙で同党から当選者を出さなければならない。
 RSは16年に行われる全国市長選から参加が可能で、現状では、かつて大統領選にも立候補したエロイーザ・エレナ氏(社会主義自由党・PSOL)などが党を移籍して立候補する方向が有力視されている。
 昨年、ブラジル社会党(PSB)から立候補して敗れたマリーナ氏は、ジウマ大統領の罷免問題に関しては、「彼女が直接的に不正に関与したことが判明したときのみ有効だ」と慎重な物言いを行っている。