国外インターンシップを運営する学生のNPO法人「アイセック・ジャパン」から8月末、田邊怜さん(24、大阪)=東京大学大学院2年=と福原智成さん(18、千葉)=同大学1年=が来伯し、当地での受け入れ企業拡大を図った。
田邊さんは2012年に11カ月間、進出企業でのインターンを経験した。研修中は市場調査やIT関係に従事。「たった1年弱だったが非常に良い経験ができた。在留邦人やブラジル人にも良くして頂いた」と良い思い出を語る。
ブラジルへのインターンに対し「年間60件ほど問い合わせがあるが、これまでの受け入れ実績数は多くない」と現状を報告。同団体は09年頃から、毎年のように売り込みを行なっているという。
今回は2社から前向きな返答があったという。「国際的な能力が身につく素晴らしい機会。遠距離である以上1年程度の研修となる中、受け入れに理解、関心を持っていただき感謝」と手応えを語り、先月31日に帰国した。