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東西南北

 23日未明、サンパウロ市セントロのレプブリカにあるサンルイス大通りに冷凍庫が放置され、その中から2人の男性の死体が発見された。防犯カメラの映像によると、この冷凍庫はこの日の午前2時20分頃に2人の男性が運んできたもので、午前5時頃、冷凍庫を載せたリヤカーが放置されているのを不審に思ったロブソン・ナタウさんが、「どこかの商人の置き忘れだろう」「何か売れそうなものがあるかも」と思って開けた所、死体が見つかったという。推定年齢は共に25~30歳で、死体には首を絞められた後や顔に傷が見られ、一人は頭蓋骨陥没も起きているなど、暴力犯罪の可能性が高いという。
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 連日暑い日の続くサンパウロ市だが、国立気象観測所(INMET)の予想によると、きょうあたり、1943年にサンパウロ市の気温観測がはじまって以来の最高気温の新記録が出そうだという。これまでの最高は昨年10月17日に記録した37・8度。昨年は10月の中旬に季節はずれの春の猛暑が起きたが、今年は9月に真夏日が発生。2年連続の猛暑年だが、明日からは寒冷前線が到来するために気温が下がり、多少の降雨もありそうだという。ホッと一息か。
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 23日に開催されたサッカーのブラジル杯の準々決勝第1試合、サンパウロ州勢はサンパウロがヴァスコ・ダ・ガマに3―0で圧勝し、サントスも、審判の不可解な判定に振り回されながらも1―0でフィゲイレンセに勝利。パルメイラスは強敵インテルナシオナルと引き分けたが、敵地での試合だったため、ホームでの戦いが有利となる。準決勝にはどれだけ残るか。