バイア州南部ウバイタバ市で25日、風力発電用の塔の部品を積んだトラックが国道101号線を走行中、荷台の部品が歩道橋にぶつかって歩道橋の一部が大破、トラックは動けなくなり、同国道の車両の通行にも支障が出たと同日付G1サイトが報じた。
事故が起きたのは午前11時頃で、風力発電用の塔の一部を積んだ連結型トラックが、歩道橋の下を通り抜けようとしたところ、部品が歩道橋に激突した。
壊れた歩道橋がトラックの荷台部分に落ちたため、トラックそのものも動けなくなったが、事故による死傷者は出ていない。
この事故で同国道は一部車線が通行不能となったため、迂回措置がとられたが、壊れた歩道橋の撤去などに手間取り、午後1時過ぎになっても通行は正常化していない。
25日付フォーリャ紙によれば、バイア州を含む北東伯では干ばつが続いており、8月の電力需要の31%は風力発電、36%は火力発電が担った。全国では主力の水力発電は34%だった。
北東伯では、8月に風力発電のための新しい施設が操業を始めた事もあり、風力発電による電力供給が急伸し、1909ギガワット/時の新記録を達成した。