記念誌制作のため、毎月会合を重ねる日伯友好掛け橋協会(中沢宏一会長)が、3日午後1時半から第6回シンポジウムを宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行う。今回は今年8月にがんで逝去した、精神科医でベストセラー作家の千葉勇氏を偲び、同氏の功績を振り返る。
千葉氏が3月、同志を集め立ち上げたブラジル日系人作家協会から、弁護士の知念アキラさんが「実績と生涯」を、ジャーナリストの知念リバウドさんが「社会的評価」について語る。ほか2人の登壇者を予定。会合後は、千葉氏や講演者の書籍販売&サイン会もある。
来社した中沢会長、宮村秀光副会長は「ブラジル社会で高い評価を受けた日系人の一人。その功績を改めて振り返りましょう」と参加を呼びかけた。
問い合わせは同県人会(11・3209・3265)まで。
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精神科医の千葉勇氏が発起人となった『ブラジル日系人作家協会』。生前に「これまで関わりの薄かった日系社会へ何か貢献を」との思いから立ち上げたそうだ。映画監督の山崎チズカ氏らも名を連ねる。3月の初会合を前に入院を余儀なくされ、弁護士の知念アキラさんが代表者として意思を受け継ぐことになるという。改めて貴重な人材を失ったと実感。