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脱税疑惑がプレーに響かなければ良いが…(Rafael Ribeiro/CBF)
脱税疑惑がプレーに響かなければ良いが…(Rafael Ribeiro/CBF)

ネイマール個人資産凍結さる=脱税を財務省検察局に指摘され

 連邦裁判所は25日、ネイマールのマネージメント会社の口座1億8880万レアルを凍結したと26、27日付伯字各紙が報じた。
 FCバルセロナ所属のネイマールは2011年から13年の間、所得を隠し、脱税をしたとして、財務省検察総局(PGFN)に起訴された。
 隠したとされている所得は主に、13年のサントスFCからFCバルセロナへの移籍の際に得たとされているものだ。
 PGFNが概算している当時の脱税金額は6360万レアルだが、罰金がかかって2・5倍になり、利子もついて合計1億8880万レアルが追徴請求されている。
 ネイマールやマネージメント会社の資産は2億4420万レアルとみなされており、支払いは可能だ。
 ネイマールが犯したとされる違反は三つで、第一は、自身のマネージメント会社を通さずに得た広告収入を隠した事、第二は、マネージメント会社を通しているが、国外で得た所得を隠した事、第三に、FCバルセロナがマネージメント会社と別のコンサルタント会社に国外で支払った所得の隠匿がある。
 資産凍結は、ネイマールが司法手続きの最中に財産を勝手に処分してしまわないための予防措置としてとられた。
 13年のサントスFCからFCバルセロナへの移籍は、金銭の動きに関して、ブラジルとスペインで損害賠償請求や文書の公開を求めて訴訟が起きるほどになっている。
 ネイマールと、マネージメント会社を経営する両親は違法行為を否定する文書を発表した。
 約1億9千万レアルの資産が凍結されたネイマールは、その翌日の26日、スペインリーグの試合に頭を剃って出場した。
 この試合のネイマールは動きも良く、敵の頭を越えるボールを蹴って抜き去るドリブルも見せたが、後半にはペナルティキックを失敗した。(26日付エスタード紙、26、27日付フォーリャ紙より)