予算の締め付けは中流階級にもお気に入りの医療政策にも影響を及ぼす事になったと29日付エスタード紙が報じた。
06年に始まり、指定薬局なら政府援助の指定医薬品が廉価で買える〃アキ・テン・ファルマシア・ポプラル〃(FP、「ここに大衆薬局あります」の意)に来年度の予算がつかず、事実上廃止される事になった。
今年のFP向け予算は5億7800万レアルで、鼻炎、高コレステロール、パーキンソン病、緑内障、骨粗しょう症の薬や避妊薬、大人用オムツが廉価で買える。国の補助による割引が9割に達する薬品もあり、糖尿病や高血圧の薬のように、無料で受け取れる薬品もある。
アナ・パウラ・メネゼス保健省上級局長は「FPは必要なものだった」とし、廃止を嘆く。保健部門には当初1040億レアルの予算が振り分けられていたが、議員割り当て金の工面などで、保健関係の経費も削減を余儀なくされた。