27日から28日にかけてサンパウロ市に強い暴風雨が降ったが、その結果、市内で合計71本の倒木が起こったという。その中で最もひどかったのは北部ジャラグアーで、仮設住宅が崩壊し、4歳の少女が頭を負傷、35歳の男性が背骨を骨折し、いずれも病院に運ばれる事態が起きている。この地域は、このような不法住宅が多く、こうした状況はいつでも起こりうるという。また、西部ヴィラ・ロマーナでは一本の大木の倒木が2台の車を直撃し、車が大破する事態も起き、被害者の家族が嘆いているという。これから雨季に入るにつれこうした話は必ず増えるが、被害が広がる前に市の対応を願いたい。
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27日午前5時40分頃、サンパウロ市西部モルンビのブルレ・マルクス公園に近いマルジナル・ピニェイロスの路肩で、ルシエレン・ダ・シウヴァさん(18)が飲酒運転の車に撥ねられ死亡した。ルシエレンさんはこの時、恋人の男性とバイクで帰宅する途中だったが、男性のバイクが故障したため、押しながら路肩を歩いていたところ、この車が侵入してルシエレンさんに衝突し、彼女を40メートルほど撥ね飛ばした。この衝撃で車のフロントガラスは大破した。
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きょう30日はサッカーのブラジル杯準々決勝第2試合が行われる。サンパウロ州からの勝ち残りのパルメイラスはアリアンツ・パルケでインテルと、サントスはサンパウロ市のパカエンブー・スタジアムでフィゲイレンセと対戦する。サンパウロはリオのマラカナン・スタジアムでヴァスコ・ダ・ガマと対戦。この3チームの中から準決勝に進むのはいくつになるか。