ピラール・ド・スール日伯文化体育協会(岡村正美会長)の『第37回敬老会』が13日午前、文協会員やジャネッテ・ペドリナ・デ・カルバリョ市長も参加の下、同文協会館にて催された。75歳以上の高齢者の数は年々増えており、今年は151の会員家族から92人が表彰の対象となった。会場には55人の受章者が元気な姿を見せた。
開拓先亡者への黙祷の後、岡村会長が挨拶に立ち、「齢を重ねられ尚意気盛んな方ばかり。これからも我々若輩をご指導して頂きたいと思います」とエールを送った。
日語校生徒代表として小田竜太君(12)が、「おばあちゃん、僕たちにとてもおいしいご飯を作ってくれてありがとう。おじいちゃん、いつも僕たちに色んなことを教えてくれてありがとう」と感謝を伝えた。
受章者には婦人会と青年会手製の弁当や紅白餅、プロポリス、日語校生徒より手作りのプレゼントが手渡された。前回最高齢だった豊田スギさん(101)が今年亡くなり、宮崎マサさん(94)が最高齢者となった。その後、表彰者の男女代表がケーキカットを行い、老壮会の斉藤敏夫会長が謝辞を述べた。
そして記念撮影が行われ、昼食に移った。19に及ぶ余興が会に花を添えた。幼稚園児の手遊び歌などが発表され、日語校の全児童による合唱で演歌『津軽海峡冬景色』が歌われると大いに盛り上がった。また活動12年目を迎えるソーラン部も踊りを披露した。
まとめ役の南夏子さん(75、二世)は、「お母さんたちや先生たち、青年会、みんながいつも協力してくれ、『やりましょう』という気持ちにさせてくれるから本当にありがたい」と笑顔で語った。