歌手の中平マリコさんとブラジル健康体操協会(川添敏江会長)が、『イペー音頭 歌と盆体操発表講習会』を開催する。場所は栃木県人会(Rua Capitao Cavalcante, 56, Vila Mariana)で、18日午前9~12時。入場無料。
作詞・作曲した中平さんは「日本人にとっての桜と同じように、ブラジルの国花であるイペーの歌を作りたかった」という着想から『イペー音頭』を制作。健康体操協会に依頼し振り付けも用意された。
9月末には在聖総領事館から外交120周年記念曲に認定され、現在はCD化に向け動いている。売上金は4つの福祉団体(憩の園、希望の家、こどものその、やすらぎホーム)に寄付するという。
当日は東日本大震災支援の寄付も募り、寄付者には棉の苗が贈られる。福島県は復興支援として休耕地を利用し棉作を行なっており、この苗は中平さんが同県から持ち帰った種を育てたもの。 中平さんは「日本とブラジルがつながっていることを感じていただければ」と参加を呼びかけた。
参加希望者は福島県人会(11・3208・8499)、健康体操協会(同・4828・3611)まで申し込みのこと。
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歌手の中平マリコさんは東日本大震災の支援のため、毎年東北を訪れている。18日の『イペー音頭』発表講習会でも支援の寄付を募り、寄付者に棉の苗を贈る。しかし、なぜ棉なのか。東北では復興案として、Tシャツや種付き人形等の材料用に棉の栽培が行われている。中平さんから種付き人形を受け取った中沢宏一さんが、その種から苗を栽培した。海を越えた種から始まったこの活動、今後どんな枝を広げ、実をつけるのか楽しみだ。
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