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リオ州=女性地理学者射殺される=駐車場に停めた車の中で

 5日昼頃、リオ市北部の地下鉄マリア・ダ・グラッサ駅そばの駐車場の車中で、女性1人の射殺体が発見されたと6日付伯字各サイトが報じた。
 被害者のプリシラ・デ・ゴエス・ペレイラさん(37)は プリシラさんは地理学の教師で、地下鉄に乗り換える前に車内で化粧をしている最中に襲われたらしく、至近距離から銃弾7発を浴びていた。
 リオ市警殺人課は目撃者の捜索と、現地付近の防犯カメラ映像の解析を行っているが、事件の様子を捕らえた映像は皆無だ。被害者の運転していた車は黒のルノー車ローガンで、被害者は毎日同じ駐車場に車を停めて地下鉄で通勤しており、犯人はその日常を把握していたと思われている。
 犯行当時現場から走り去る男を見たという証言者はいたが、顔をはっきり見ていなかったため、有力な手がかりとはなっていない。
 プリシラさんは06年にリオ州立大学を卒業。07年~09年には、リオ州公共事業局の補佐官を務める傍ら、国家統合省の技術補佐官、相談役を兼任した。現在は、政府関係の都市計画調査団の一員としても活動していた。
 10年にはリオ連邦大学で都市計画の博士号を取得しており、母校のリオ州立大学で都市計画の講義も受け持っていた。
 プリシラさんには7歳の娘がいた。6日午後4時現在、犯人や動機は未だ不明となっている。