秋篠宮同妃両殿下の来伯が日本時間9日の閣議で了承されたのを受け、正式に公表された。日伯外交樹立120周年を記念して28日に着聖され、8日までの12日間滞在される。サンパウロ市、ブラジリア、パラナ、ベレン、リオなど計10都市をご訪問予定。修好通商条約の締結日である11月5日には、ブラジリアで記念式典に臨む。
秋篠宮同妃両殿下は27日に日本をお発ちになり、10日ご帰国の予定。主な日程は次の通り。28日にサンパウロ市へ到着され、イビラプエラ公園内の先没者慰霊碑を参拝後、文協での歓迎式典に臨む。サンタクルス病院や憩の園のご視察、また州政府による公式記念行事にご出席予定。
30日からはパラナ州へ。日本人入植百周年を記念する同州では、州都クリチバで州政府公式行事などにご出席される。翌31日から北パラナのロンドリーナ、ローランジャ、マリンガを訪れ、1、2日には南麻州カンポ・グランデにも足を運ばれる。
3、4日はパラー州ベレンへ向かい、日伯修好通商条約を締結した5日には、首都ブラジリアにて連邦議会の記念式典、ジウマ大統領との面会も予定。7日はリオへ移動され、8日の離伯まで各地で日系団体と交流する。
皇室のブラジル公式訪問は、2008年6月の日本移民百周年を記念した皇太子殿下以来となる。高円宮妃久子さまは同年9月にウルグアイ日本人移住百周年式典の後に立ち寄られ、昨年のサッカーW杯でも日本サッカー協会の名誉総裁としてギリシャ戦(6月19日、ナタル)のご観戦に再度訪れたが、日本代表チームの激励などが主な目的だった。
秋篠宮文仁親王にとっては、移民80周年の88年以来2回目のご来伯となる。当時は礼宮殿下として、移民の日に合わせて同月16~24日にサンパウロ市、リオ、ブラジリアほかパラナ州ローランジャ、パラー州ベレン、アマゾナス州マナウスなどをご訪問された。なお紀子さまは今回が初となる。
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