12日の「聖母アパレシーダの日」を含み、サンパウロ州のアパレシーダ聖堂にはこの連休中、約30万人の巡礼者が訪れた。13日付伯字紙が報じている。
巡礼者が最も多かったのはやはり12日で、この日だけで18万人の来訪者をみた。軍警はこの日、巡礼者の安全を守るために「パドロエイラ作戦」と称し、500人あまりの警官と90台の警察車両を配備した。
同日朝の最初のミサには3万人が集まり、サルバドール司教区のムリロ・セバスチアン・クリエジェル大司教がミサを取り仕切った。巡礼者たちは、聖母マリア像が、ブラジル26州と連邦直轄区をイメージし、ブラジル地図をかたどった花を背景に現れるのを見守った。
アパレシーダの責任者であるブラジリア司教区のライムンド大司教は、フランシスコ法王からの招集を受けてバチカンにいたが、同司教はバチカン・ラジオの放送で、17年に法王がアパレシーダを訪れる予定であることを発表した。同年は、アパレシーダのシンボルである褐色の聖母マリア像が発見されて300周年の記念年にあたる。
法王は13年7月に世界青年デーの一環でリオを訪れた際、アパレシーダにも立ち寄っている。