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先制から、2点目を決めたウィリアンと、ダメ押し点を決めたオリヴェイラ(Rafael Ribeiro/CBF)
先制から、2点目を決めたウィリアンと、ダメ押し点を決めたオリヴェイラ(Rafael Ribeiro/CBF)

セレソン安堵の1勝=ホームでベネズエラに3―1で快勝=ウィリアン大車輪の活躍

 セレソン(ブラジル代表)は、13日に行われた2018年ロシアW杯予選第2節、ベネズエラ戦で3―1と快勝し、通算成績を1勝1敗とした。
 先に行われたチリ戦は0―2で敗れ、連敗スタートだけはなんとしても避けたいブラジルは、プレッシャーの高まる中、ベネズエラを自国セアラー州フォルタレーザのカステロン・スタジアムで迎え撃った。
 この試合、ドゥンガ監督は第1戦と先発メンバーを4人入れ替えてきた。怪我のDFダヴィド・ルイスに代えてマルキーニョス、FWリカルド・オリベイラ、左SBフェリペ・ルイスまでは想定内だったが、全メディアや観客まで仰天させたのはレギュラーGKジェフェルソンをアリソンに代えたことだった。
 「第1戦の最初の失点は止められたはず」との周りの圧力に屈したか、絶対に負けられない試合に23歳の代表初先発GKの起用は賭けだった。
 なんとしても欲しかった先制点の瞬間は開始35秒で訪れた。初戦で唯一気を吐いたウィリアンが、ルイス・グスターボの奪ったボールを受けて敵陣に持ち込み、強烈なシュートをベネズエラゴールに突き刺した。
 その後も優勢に試合を進めたブラジルは、前半終了間際にまたもウィリアンが決めて追加点。後半になってベネズエラがコーナーキックから1点返すも、29分には35歳のベテラン、オリヴェイラがダメ押して3―1で試合を締めくくった。
 試合後ウィリアンは「みんな良いプレーをした。もっと点が取れたかもしれないけど、まずは勝ててよかった。ファンも喜んでくれたと思う」と語った。

 安堵の勝利で勝ち点3を挙げたブラジルだが、予選参加10カ国中最弱のベネズエラ相手のホームゲームでの勝利は、予選突破へ最低条件だ。
 わずか1カ月後の11月13日には大一番、アルゼンチンとのアウェイゲームが待っている。1敗1分とスタートでブラジル以上につまずいたアルゼンチンは、決死の覚悟で立ち向かってくる。出場停止処分の解けたネイマールを迎え、勝ちきれるか。
 代表選手達はそれぞれ欧州、国内チームにもどり、次の招集メンバー発表は22日だ。(規)