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東西南北

 ダッタフォーリャが9月にフォーリャ紙の読者を対象として行った世論調査によると、同紙読者の61%がジウマ大統領に辞任を望んでいることが分かった。ダッタフォーリャが行った別の調査によると、国民の実に43%が、ジウマ大統領の労働者党(PT)を「最悪の党」と見なしているという結果も出てきている。そんなタイミングで、ルーラ前大統領とエドゥアルド・クーニャ下院議長との談合の噂が浮上した。今の状況下での談合は、国民の目には大統領、下院議長、双方の罷免を避けるための歩み寄りにしか映らない。これではジウマ氏、PTの信頼回復は当分先か。
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 14日、サンパウロ市北部エンジェニェイロ・カエターノ・アウヴァレス大通りで、走行中のバスが電柱に衝突し、バスが大破、乗客の10人が軽傷を負う事故が起きた。この衝突は、ラッシュ時にこれ以上の乗客を入れてほしくない客の一人が、運転手が「決まりだから」とバス停で停車することに腹を立てて運転手と口論となり、運転手から「来るなら来い」と言われたため、混雑の中にも関わらずに前進、前にいた女性客を運転手の上に押し倒したために起きた。口論した客は、リンチを恐れて逃げたという。
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 サンパウロ市では14日、公共の場所での赤ちゃんへの授乳が正式に認められ、咎めれば最大500レアルの罰金刑を受けることになった。同日付官報でフェルナンド・ハダジ市長が正式に公布した。13年にはSESCベレンジーニョである主婦が授乳を咎められ、集団授乳デモが起きたが、これで母子共に安心して出かけられるようになる。