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パ大通りで歩行者天国=初日の評判は上々だが=住民車両制御に改善余地

 【既報関連】18日、サンパウロ市パウリスタ大通り(以下パ大通り)が初めて歩行者天国化された。これはサンパウロ市役所が進める施策で、今後も、毎週日曜の午前9時から午後5時まで、同大通りを車両通行止めとし、自転車、歩行者のみに開放する意向だ。
 19日付伯字紙によれば、18日午前中は気温も上がらず、歩行者天国開始早々のパ大通りの人通りは少なかったが、午後になると幾分陽気も戻り、散歩の家族連れ、DJ、ダンスチーム、チェロ奏者、バンドなどで通りが埋め尽くされた。シートを敷き、ピクニックを楽しんでいたファビアナ・リベイロさん(36、観光・ホテル業専攻者)は、「まるで家の庭みたい」と語った。
 サンパウロ市役所は、パ大通り付近住民の車両の出入りを潤滑化するために、登録制度を採用する事を検討している。この制度はサンパウロ市南部インテルラゴス地区で、F1レース開催時にとられるものと同様のものだ。ジルマール・タットサンパウロ市交通局長は登録制度により、地域住民の移動とサンパウロ市交通工学公社(CET)の業務が容易になるとしている。
 サンパウロ市役所は、登録システム採用までは、パ大通り住民に対し、車で外出または帰宅する時間を、前もって電話1188に連絡するように呼びかけている。「連絡を受け、CETが同行車両を用意する」と発表した。
 他にも、バスの通過が認められているパ大通りとアウグスタ街との交差点で、一般車両の通過を認めるか否かが検討課題となっている。「当面は一般車両は通行禁止とするが、必要ならば車両を通す。同交差点付近は歩行者、自転車、アーチストが多い場所だから決定に時間がかかる」とタット局長は語った。
 周辺道路の車の流れは多少遅くなったが、渋滞は発生しなかった。しかし、付近を車で走行していたペドロ・ヌーネスさん(50)からは「市はこんなことをするより、公園利用を呼びかけるべきだ」との不満の声も聞かれた。
 次回歩行者天国となる25日は国家高等教育試験(Enem)の2日目のため、サンパウロ市役所は周辺の交通路線を変更する見込みだ。「受験生が試験場に時刻通りに到着できるよう、特別オペレーションを敷く」とタット局長も述べている。

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