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仲尾次投手(ホンダのサイトより)
仲尾次投手(ホンダのサイトより)

プロ野球ドラフト会議=仲尾次オスカル、広島へ=ブラジル勢、2年連続指名

 日本の社会人野球チーム「ホンダ」に所属する仲尾次オスカル正樹投手(24、二世)が22日、プロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから6位指名を受けた。ブラジル人への指名は昨年、楽天から4位指名を受けたルシアノ・フェルナンド外野手に続き2年連続。
 仲尾次投手は1991年、サンパウロ市生まれ。98年に市内のジガンテ野球クラブに入団し、本格的に野球を始める。04年からサンパウロ州イビウナのヤクルトアカデミーに入学。その後5年間みっちりと野球を学んだ。
 08年にカントリーキッズ高校を卒業後、国内外での成績が評価され09年の第53回パウリスタ・スポーツ賞を受賞。同年4月に白鴎大学へ進学する。12年の4年次にはプロ志望届を提出するが、指名漏れとなりホンダへ入社した。
 2013年の第3回WBCではブラジル代表に選出され、日本戦に7回から3番手として登板。1回1/3を2安打3失点(自責3)で敗戦投手となった。
 幼少期を知るパウリスタ野球連盟の沢里オリビオ会長は、「小柄ながら優れた投手だった。ヤクルトアカデミーに入ってからは体つきも大きくなって、たくましい印象を覚えた。左利きでコントロールが良く、大学時代は23勝11敗だった」という経歴を紹介した。
 「来年のWBCに向けて期待している。ブラジルのエースとしてさらに成長してほしい」とエールを送った。


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 仲尾次オスカル投手のドラフト指名は日本でも話題になっているよう。野球専門誌フルカウントは「3度目の正直、広島が6巡目で指名」とし、過去2度あった指名漏れの経歴を紹介している。ちなみに昨年、ドラフト4位で楽天に入団したブラジル人のルシアノ・フェルナンド外野手は39試合に出場し、1割9分2厘という成績で今季の全日程を終えている。1年目の新人としてはまずまずか。両者の直接対決も待ち遠しい。