21日に行われたメガ・セナ(宝くじ)の抽選会で、二桁の数字6個を1人で当てた人が出たが、銀行のストのために賞金を受け取る事が出来ずにいたところ、23日午後になって、ストに加わっていない支店を見つけて賞金を受け取った。
今回のメガ・セナはブラジリアでの1人当たりで、賞金は4730万レアル。だが、銀行のストの間は賞金が受け取れないため、22日には、最も利子が少ない貯蓄預金に預けた場合ですら、1日に1万1500レアル分の利子が水泡に帰すとの報道も流れた。
当選者が出た宝くじ店の名前はソーニョ・フェリース(幸せな夢)で、当選者が出たのは初めてだ。客が選んだ番号をシステムに登録した店員によると、当選者は98レアルを払い、八つの番号を選んだという。この場合、六つの番号を当てる確立は178万7995分の1だが、3・5レアルを払って六つの番号を選ぶ場合の当選確率は5006万3860分の1だという。
ソーニョ・フェリースの近くにある商店の人々は、近所の店の一つに当選番号の発表後に仕事を休み、電話にも出ない店員がいるが、当選者はその店員ではないかと憶測している。
近所の人が「今度は私も」と思うのは当然で、「毎週賭けてたのに、今週は電気代とかを払っただけで帰ってきてしまった。ここから当選者が出たなんて信じられないけど、ちょうど、うちに帰らなきゃいけない用があるから、お金を持って宝くじを買いに来るよ」などという声も上がっているという。
今回の当選番号は08、15、29、35、45、54。メガ・セナなどの当選者は、90日以内に当選くじと賞金を取り替えないと権利を失う。(22、23日付G1サイトより)