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連邦税務院=ルーラ氏三男に情報公開求む=カルヴァーリョ氏の娘にも

 【既報関連】国税庁は26日の連警のゼロテス作戦を受け、27日に、ルーラ前大統領(労働者党・PT)の三男ルイス・クラウジオ氏の経営する企業の情報公開を求めるよう、連邦検察庁に薦めた。28日付伯字紙が報じている。
 ルイス・クラウジオ氏の「LFTマーケティング・エスポルチーヴァ」は、26日に逮捕されたロビイスト、マウロ・マルコンデス容疑者の企業「マルコンデス&マウトーニ(M&M)」から13年に150万レアルを受け取ったとして、捜査対象となった。
 M&MはSGR社と共に、自動車業界への税優遇処置を延長する暫定令(MP)発行とその承認の見返りに、賄賂を受け取っていた。LFTへの支払いは13年のMP627に伴うものではないかと疑われている。RFはルイス・クラウジオ氏所有のタッチダウン社とカッサーロ社に対しても情報公開を求めている。LFTは社員がおらず、給与支払が何年間も行われていない架空会社と見なされている。
 国税庁はジルベルト・カルヴァーリョ前大統領府総務長官(PT)の娘のミリアム氏がブラジリアで経営していたレストラン「サンフェリス・コメルシオ・マッサ・アルテザナル」の情報公開も要請した。元長官は、逮捕されたロビイストたちのMPに関する交渉役を務めたと見られている。