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BH市で大雨、洪水発生=浸水バスに残される人も

 ミナス・ジェライス州(MG)州都のベロ・オリゾンテ市(BH)とその周辺都市が27日夕方に豪雨に見舞われ、多くの被害が出たと同日付伯字サイトが報じた。
 BH市防災局によると、最も影響を受けた地域は同市最北部のベンダ・ノヴァ区だった。
 同地域では55・8ミリの雨が降り、ヴィラリーニョ大通りとマソン・リベイロ通りが交差する地点は完全に水に覆われた。何台もの車が流され、バスもほとんど水に浸かった。消防隊によると、浸水したバスに取り残されたり、流された車の屋根に上って身動きがとれなくなったりした人が多数出て、救助を要したが、27日午後8時15分現在、負傷者の報告は出ていない。
 ミナス・ジェライス電力公社の気象報道官アーサー・シャヴェス氏によると、BH市の10月の平均降雨量は141ミリなので、ベンダ・ノヴァ区では短時間の内に月間平均の約4割の雨が降ったことになる。
 また、パンプーリャ地区のセウ・アズール区でも急激な増水で家屋浸水が起き、消防隊が、退避しそびれた68歳の女性と女児を救出した。
 同市防災局は同夜、28日朝までに雷や突風を伴う20~40ミリの雨が降ると予想し、警報を発した。
 大雨はBH市内各地でも降り、帰宅途中の交通が各所で寸断された。同市防災局によると、パンプーリャ地区では35・6ミリ、東北部では24・2ミリ、東部では16ミリの雨が降った。
 BH市ではここ数週間、記録的な猛暑が続いており、過去105年間に記録された最高気温が2度更新されていた。22日の最高気温は33・7度で降雹もみた。16日には最高気温が37・4度を記録し、湿度も砂漠並みの12%まで下がった。