リオ市郊外のパブーナで29日夕方、軍警の誤射で2人の若者が死亡したと30日付G1サイトなどが報じた。
バイクタクシー運転手のジョルジ・ルーカス・パエスさんと、小型持ち上げ機(油圧ジャッキ)を手に相乗りしていたチアゴ・ギマランエスさんは、ジャッキを銃と勘違いした軍警に撃たれた。被弾後にコントロールを失ったバイクは壁に激突し、2人は即死した。
「軍警の代表が謝罪に来たけど、『謝罪を受け入れる気にはなれない』と答えた。息子は決して帰ってこない。誤射した軍警は数カ月の禁固だろうが、その後は?」とチアゴ・ギマラエスさんの父親は語った。
目撃者も後部座席の青年は油圧ジャッキを持っていただけだったと語っており、41大隊司令官のマルコス・ネット大佐も加害者軍警の過失を認めた。同大佐は2人の若者の死を悼みつつも、過失を認めた軍警について、「この犯罪多発のリオ市の警察がさらされている重圧を考えると、常に正確な判断を下し、行動する事は至難の業だということもどうか理解いただきたい」と語った。
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