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大塚弥生さんが優秀賞=広島の絵手紙大賞で

井畑さん(左)と大塚さん

井畑さん(左)と大塚さん

 今年5月に広島県で行われたコンテスト『第19回筆の里ありがとうのちょっと大きな絵手紙大賞』で応募総数7714点の中から入賞した2人が、本紙に喜びの声を寄せた。
 同コンテストは筆の都として有名な、広島県安芸郡熊野町の「筆の里振興事業団」が主催するもの。「ありがとう」をテーマに1997年から開催している。
 サンパウロ市で絵手紙教室を開く大塚弥生さん(山口)は、これまで4回佳作に入賞していたが、初の優秀賞を獲得。果物栽培で成功した伯移住者の偉業を称え、りんごや桃、デコポンなどを描き、「今ではブラジルの人々も日本移民のおかげと絶賛する。先輩移住者よ、ありがとう」とメッセージを添えた。
 生徒の井畑広子さん(兵庫)は初投稿で奨励賞を受賞した。躍動感のあるバスと地下鉄を描き、高齢者に優しい若者に向け、「車内に入ると若い人が席をゆずってくださり〃ありがとう〃感謝です」と綴った。
 二人は「ブラジルの良いところをもっと知ってほしい」と話し、絵手紙を通じた発信に意欲を見せた。
 絵手紙教室に関心のある人は大塚さん(11・2976・0798)まで。

 

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 サンパウロ市で絵手紙を教える大塚弥生さんは「日本の人はブラジルについて知らなすぎる」と強調する。里帰りした際、親類の「ブラジルは貧しい国」という思い込 みを感じた。開口一番「ちゃんと食べてる?」と言われ、ケンタッキーフライドチキンでもてなされたとか。「鶏肉なんて飽きるほど食べてる」と喉まで出掛 かったという。とはいえ、一般ブラジル人も日本のことを良く知らないだろう。皇族の御訪問やリオ五輪を機会に、お互いの国のより正しい情報が伝わることを 願いたいところだ。