連邦直轄区セイランジア市のマドゥレイラ地区で、アスファルト舗装されていない道をバスが走る事を拒否し、住民は馬車をタクシーとして利用していると10日付G1サイトが報じた。
馬車タクシーは2・50レアルで、バスに乗れる地点まで人々を運んでいる。
連邦直轄区交通公社は同地区を走るマイクロバスがあるというが、運転手達は未舗装の道の運行は危険だとして、運行を拒否している。
同市のインフラ整備担当会社は、状況を調査した上で、道路整備計画を作ると語っている。
馬車引きのフェルナンド・ペレイラさん(34)は、乗客の頼みに応じて、相乗りを申し出ているとした。朝7時から午後5時までこの仕事をする同氏は、「お役所にはもう何回も道の悪さを訴えているけど、何も変わらない」と語る。
左官のセルジオ・ドス・サントスさん(24)は、仕事に行くためにいつも馬車を使っている。「バスも、バス停もこの地域にはない。雨が降ったら道の穴が3倍になって、ほとんど通行不能となるし、より危険になる」と語った。
同地区のバス停建設は入札中で、16年初頭までに建設開始の予定だ。
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