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サントス・ファンが撲殺死=加害者はパルメイレンセ

 8日夜、サンパウロ市東部でパルメイラス・ファンから角材で頭を殴られ、こん睡状態だったサントスFCファンが11日夜、死亡した。12日付G1サイトなどが報じている。
 亡くなったのはタクシー運転手のジェルソン・フェレイラ・デ・リマさん(34)で、8日夜、友人とサンミゲル大通りとボトゥルス大通りの角にあるガソリンスタンドのコンビニエンスストアにシュラスコ用のビールを買いに行った。
 すると、真正面から近づいて来た男性2人組の内、パルメイラスのユニフォームらしき緑のシャツを着た男が予告もせず、ジェルソンさんの友人の顔を殴り、続けざまにもう一人がジェルソンさんの頭を角材で思い切り殴りつけた。
 ジェルソンさんはその場で失神。角材を持った男は起き上がった友人を2度叩くと、別の加害者と駆け足で逃げた。友人は軽傷で済んだが、ジェルソンさんは救急病院の集中治療室で入院加療の甲斐もなく、11日夜死亡した。事件の様子は近くの防犯カメラに一部始終が録画されており、警察が加害者を捜索中だ。
 サントスとパルメイラスは今月25日と来月2日にブラジル杯の決勝を戦うことになっている。