アップルは13日、ブラジルでiPhone新モデルの発売を開始したと13日付伯字サイトが報じた。
今回発売開始となったのはiPhone6SとiPhone6Sプラスで、13日0時にオンラインで販売され、サンパウロとリオに一軒ずつあるアップルストア、アップル社認定小売店でも発売されている。
世界中で発生した大行列のような現象はブラジルでは発生せず、午前10時の開店時にサンパウロ市モルンビーショッピングセンター内のアップルストア前に並んでいた人は、10人にも満たなかった。
電気技師のマルコス・トマジーニさん(36)は、サンパウロのアップルストアでiPhone6Sを購入した最初の客となった。11年以来のiPhoneユーザーであるトマジーニさんは、「毎年新モデルを手に入れたいから、その時持っているモデルを売り、新しいのを買う時の足しにしている」と伯字紙のインタビューに答えた。
世界中のアップルストアでされているように、アップルストアに最初に入店した客は店員から歓待され、新型iPhoneを買った客は、帰り際に店員からの挨拶と抱擁を受ける。
トマジーニさんは、1台4300レアルするiPhone6Sの64GBメモリー版を二つ手にしていた。同氏は発売初日に朝から並んで買うため、その日の仕事にはいつもより遅めに入ったという。「値段が高いし、最近の経済危機のせいで大行列にはならないだろうと予想していた」と語った。
ブラジルでは11月に発売開始となったiPhone6SとiPhone6Sプラスは、9月上旬の発売直後に、3日間で1300万台という、販売記録をうちたてた。現在は米国、スペイン、メキシコなど、世界40カ国で入手でき、今年の末までには130カ国で発売される予定だ。(13日付エスタード紙サイトより)