ホーム | 日系社会ニュース | キッコーマン=森代表がブラジルに別れ=8年半終え秋元氏に

キッコーマン=森代表がブラジルに別れ=8年半終え秋元氏に

ブラジルを離れることになった森さん(左)と後任の秋元さん

ブラジルを離れることになった森さん(左)と後任の秋元さん

 株式会社キッコーマンブラジル駐在員事務所の森和哉代表(41、福岡)が先月20日、帰国あいさつのため来社した。8年半のブラジル勤務を終え、秋元壮介さん(37、千葉)に引き継ぐ。
 「ブラジル人はおおらかなイメージだが、ビジネスではまず保守的。友好関係を築き、信頼を得るまでが大変だった」と振り返る。また日本以外にもアジア欧米から輸入することで、品薄などのトラブルを防ぐ工夫もあったという。
 有識者らによる「キッコーマンクラブ」を立ち上げ、試食会などを通じ専門家や消費者の声にも耳を傾けた。赴任当初と比べ3倍の販売量を得たが、「まだまだ裾野を増やせる。醤油業界が一丸となって盛り上げることも必要」と話した。
 後任の秋元新代表は「これまでと同様、消費者拡大が一番の課題。現地生産の可能性も探りたい」と意気込みを語った。