16日午前3時20分頃、大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポ市リアショ・グランデ地区内を走るアンシエッタ道30キロ地点で、トラックの荷台が歩道橋に ぶつかって歩道橋が落下し、対向車線のトラック1台が直撃されて運転手が重傷を追う事故が起きたと同日付各紙サイトが報じた。
事故を起こしたト ラックはミナス州で砂糖を積み、サンパウロ州海岸方面に向っていたが、荷台が上がった状態だったため、現場手前の電光掲示板で規定の高さを超えていると警告された 後も停車せずに走行し、荷台が歩道橋にぶつかった。トラックには荷台が起きた状態である事を知らせるセンサーがついているが、機能していたかは不明だ。
事故当時の車の走行量は少なかったが、海岸方面からサンパウロ市に向っていたトラック1台が落ちてきた歩道橋の直撃を受け、運転手が重傷を負った。同運転手はサンベルナルド・ド・カンポ市中央病院に入院中だ。
落ちた歩道橋は現場検証後にクレーン車で撤去されたが、アンシエッタ道はそれまでの間、通行禁止となり、海岸方面行きはリオショ・グランデ区内を通って環 状線(ロドアネル)に入り、イミグランテ道に入る、サンパウロ市方面行きはアンシエッタ道の40キロ地点からイミグランテス道に入るといった形の迂回を強いられ た。
リオ市では2014年1月28日朝、走行量も多いリーニャ・アマレラで、走行中にトラックの荷台が上がったのに運転手が気づかず、荷台が激突して歩道橋が落下、4人が死亡し5人が重軽傷を負う事故が起きた。
また、サンパウロ市でもマルジナル・チエテやラジアル・レステなどで、荷台の上部が橋に食い込み、身動きできなくなる事故が繰り返し起きている。