ホーム | 日系社会ニュース | 安永トシヲさん=自宅で百寿祝う
トシヲさん(前列左から2人目)を囲んで記念撮影
トシヲさん(前列左から2人目)を囲んで記念撮影

安永トシヲさん=自宅で百寿祝う

 【パラー州ベレン発】平成27年(2015)年度100歳以上の高齢者表彰式(百寿祝い)が10月22日午前10時より、パラー州カスタニャール市内にある受賞者の次女宅において行われた。
 該当者の安永トシヲさんは福岡県久留米市出身で、1916(大正5)年3月10日生まれ。在ベレン領事々務所管轄内で唯一の受賞者となった。
 来賓には、汎アマゾニア日伯協会の堤剛太第一副会長、パラー日系商工会議所の岡島博理事、パラー老人クラブの諸石輝雄会長、パラー福岡県人会の小野重義会長、小林雅彦ベレン領事々務所長、成塚純副領事らを迎え、受賞者の家族も参加して行われた。
  小林事務所長はトシヲさんに対し、「無事に百歳を迎えられたことは誠にめでたく、心からお祝い申し上げます」と声をかけ、『あなたが百歳のご長寿を達成さ れたことは誠に慶賀にたえません。ご長寿をことほぐこの日に当たりここに記念品を贈りこれを祝します。平成27年9月15日、内閣総理大臣安倍晋三』と読 み上げ、安倍首相からの祝状と銀杯を伝達した。
 安永さんは「遠いところまで揃ってお祝いにお越しいただきましてありがとうございます」と元気な声でお礼を述べ、参加者を安心させていた。
 祝状伝達の後、別室に用意された食事を取りながら長寿の慶びを分かち合った。(パラー州通信員下小薗昭仁)