ブラジルスバルが10月23日午後、イビラプエラ公園内の日本館で記者会見を行ない、ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)の文化空間プロジェクト支援および車両貸与を発表した。
同社の四輪駆動車、フォレスターXT(車両価格約15万レアル)を保険やアフターサービス込みで1年間貸与する。また文協ビル地下を改築する「文化空間プロジェクト」に5万レの寄付を行う。
この支援は共通の知人を通じ、大田レオ広報担当理事を紹介されたことがきっかけ。パドバン・フラビオ代表取締役は、「日系社会の代表的機関に協力することは非常に大切な事業」と意義を述べ、「文協は素晴らしい文化を伝承している団体。日本企業としてすぐ法人会員にも申し込んだ」と語った。
実際に日本館から文協ビルまで車を運転した呉屋会長は、「大きい割に小回りが利く。文協から自分で運転して出向くことも多いが、四輪駆動なのでカーブも泥道も安心」と、性能に満足した様子だった。
伯スバルは1992年に設立され、年間約2千台を販売。主力商品はフォレスターで、ブラジル内に11の販売店がある。