【共同】ジャズサックス奏者の渡辺貞夫さん(82)が、ブラジル政府の「リオ・ブランコ国家勲章」を受章し、東京都渋谷区のブラジル大使公邸で19日、授与式が開かれた。
渡辺さんの左胸に勲章を着けたコレアドラゴ大使は「ブラジル音楽の普及に大きな役割を果たしてくれた」とあいさつ。渡辺さんは「1968年に初めてブラジルに行き、現地のミュージシャンと演奏してすっかりはまってしまった。素晴らしい出会いが僕の音楽生活を充実したものにしてくれた」と笑顔で語った。
授与式で渡辺さんは、ブラジルで愛されている名曲「カリニョーゾ」など2曲を披露し、つややかな音色を響かせた。
同勲章は外交分野で功績が顕著だったブラジル人と外国人に贈られる。これまでにボサノバ歌手の小野リサさんやサッカー元日本代表のラモス瑠偉さんらが受章している。
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