サンパウロ州海岸部のプライア・グランデで23日未明、母親と妹に暴行していた息子と口論になった48歳の軍警が、武器を奪おうとした20歳の息子を射殺してしまい、自殺を図ったが失敗し、警察に自首するという事件が起きた。
亡くなった息子はそれまでも暴力沙汰を起こしており、同日も外から帰ってくると、母親や兄弟達に暴行し始めた。それを見た父親は仲裁に入ったが、口論となった挙句、自分の銃を奪おうとした息子を撃ってしまったという。
事の次第に気づいた父親は海岸で自殺を図ったが、銃が不発に終わって失敗。その後は警察に出頭し、調書を取った後に釈放された。
対応した市警警部によると、「死亡した息子は麻薬を使用し、よく暴力沙汰を起こしていた。軍警は確かに殺人を犯したかもしれないが、彼の場合は正当防衛だ。軍警は取り乱していたが、息子を殺してしまった事に気づいて絶望的になった父親なら当たり前の事だ」という。同件は引き続き市警が捜査する事になっており、軍警の銃も押収された。(23日付G1サイトより)
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