アクレ州で26日未明、マグニチュード6・7の強い地震が起きた。2日前には同州の隣のペルーでも大きな地震が起きている。26日付G1サイトが報じている。
地震発生は現地時間26日0時45分(ブラジリア時間3時45分)頃で、州都リオ・ブランコから400キロ離れたタラウアカー市ではかなり強い揺れを記録した。
震源地はタラウアカー市中心部から南南西127キロの地点で、震源の深さが600キロだったこともあり、特に大きな被害はなかった。
24日にはブラジリア時間午後8時45分にペルーとアクレ州の国境付近でマグニチュード7・6の地震が起き、同州内でもタラウアカーやリオ・ブランコ、クルゼイロ・ド・スルなど、6市で揺れが感じられた。この地震はアマゾナス州マナウス市やロンドニア州でも体感されたが、特別な被害はなかった。
今回の地震が、24日の地震の余震であるかどうかは公式には発表されていないが、ブラジリア大学のジョルジ・サンジ教授は、「ペルー東部とアクレ州は共に南アメリカ・プレートとナスカ・プレートの影響を受けやすいところだ」と語っている。