マルコ・ポーロ・デル・ネーロブラジルサッカー連盟(CBF)会長が26日、世界サッカー連盟(FIFA)理事会における南米サッカー連盟(Conmebol)代表の職を辞したと27日付伯字各紙が報じた。
後任には、ブラジル元大統領ジョゼ・サルネイの息子でCBF副会長のフェルナンド・サルネイ氏が指名された。
この申し出は26日午前、リオ市のCBF本部で開かれたConmebol理事会でも全会一致で承認されたが、スイスのチューリッヒで来月開かれるFIFA理事会での承認が必要だ。
同会長はジョゼ・マリア・マリン前CBF会長が5月にスイスでサッカーの大会の放映権に絡んだ収賄容疑で逮捕されて以来、ブラジルから出国していない。
共にFIFA役員会、南米代表を務めていた、ファン・アンヘル・ナポーConmebol会長は、「彼(デル・ネーロ氏)は『全ての時間をCBFに使いたい』との事だった。その意思は尊重されるべき」と語った。
フェルナンド・サルネイ氏はサンパウロ大学理工学部卒業の60歳で、04年よりCBF北伯統括を務め、デル・ネーロ氏の信頼の厚い人物だ。サッカー選手としてのキャリアはないが、その政治力に定評がある。