コリンチャンスが圧勝で優勝した今年のサッカーのブラジル選手権(ブラジレイロン)だが、チームによっては来週末、5日、6日の最終節まで、予断を許さない状況が続いている。それはまだ、通称「G4」、そして「Z4」が確定していないからだ。
「G4」というのは4位以上、つまりそこからが南米一を争うリベルタドーレス杯に出場できるのだが、現在のところ、コリンチャンス、アトレチコ・ミネイロ、グレミオまでは決まっているのだが、もう1チームが決まっていない。
現時点でリードしているのは、11月28日に行われた、本拠地モルンビ・スタジアムでのストライカー、ルイス・ファビアーノのさよなら試合を執念の逆転で飾ったサンパウロ。現在の勝ち点は59で、それを勝ち点57のインテルナシオナル、56のエスポルチが追う展開だ。
次戦の対ゴイアス戦でサンパウロが勝つか引き分ければ、そのままリベルタドーレスへの進出が決まるが、そこで敗れてインテルナシオナルがクルゼイロ戦に勝てば、インテルナシオナルが進出する。
また、サンパウロが敗れ、インテルも勝つことができなかった場合にエスポルチがポンテ・プレッタ戦に勝利すると、サンパウロに勝ち点59で並び、得失点差の関係でエスポルチが進出することになる。
なお、勝ち点55で追っていたサントスは、リベルタドーレスのもうひとつのルートであるトーナメント、ブラジル杯での出場にかけたため、ブラジレイロンは控え選手を出場させて敗れている。こちらの対パルメイラスとの決勝第2戦は2日に行われる。
また、「2部降格」を意味するZ4(17~20位)で降格が決まっているのは、20位のジョインヴィレのみだ。その他で降格の可能性があるのは、16位アヴァイ(41点)、17位フィゲイレンセ(40点)、18位ヴァスコ・ダ・ガマ(40点)、19位ゴイアス(38点)となっている。
ここでアヴァイが勝てばそのまま1部残留決定だが、相手がコリンチャンスで、しかも熱狂的なコリンチアーノが年納め気分で埋め尽くしている中での戦いという、きわめてやりにくい状況での一戦となる。
そこでアヴァイが敗れるか引き分けだとチャンスが出てくるのがフィゲイレンセとヴァスコだ。その場合、この2チームのうち、次戦に勝った方が1部残留となる。前者の相手はフルミネンセ、後者はコリチーバだ。
さらにもうひとつのパターンが存在する。アヴァイが敗れ、フィゲイレンセ、ヴァスコも勝利を上げられなかった場合にゴイアスがサンパウロ戦に勝てば、Z4脱出争いの中で得失点差が一番小さいため、ゴイアスの逆転残留となる。
なお、来期1部昇格はボタフォゴ、ヴィットーリア、サンタクルス、アメリカMGだが、その中のボタフォゴの熱烈なサポーターで美人女優のマイテ・プロエンサ(57)が公約通り、スポーツ・チャンネル「スポルTV」内でヌードとなった。本人がゆっくりと下着を脱ぎ、番組出演者が彼女の姿を隠すなどしてじらした後に出てきた彼女は確かに裸ではあったが、体はボタフォゴのイメージである黒い星や白黒のストライプにしっかりボディ・ペイントされており、テレビカメラもかなり引き気味に映していた。
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