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日系社会班で領事交代=在聖総領事館、経済班も増員

岩嶋、佐藤、星野各領事

岩嶋、佐藤、星野各領事

 在聖総領事館日系社会班の担当領事が現任の星野元宏領事(45、福島)から岩嶋健次領事(41、岐阜)に交代することになった。両領事と経済班新任の佐藤真弓領事(38、東京)が着任挨拶のため来社した。
 星野領事は2012年8月より着任。W杯、安倍晋三首相、秋篠宮ご夫妻らの来伯を経験した3年半を振り返って、「両国関係の進展に貢献している日系社会のおかげで、大きな仕事に関わることができた。感謝している」と語る。
 管轄内の移住地訪問は100以上に上り、「行政と協力している地方の文協や、将来を背負う若者や女性の活躍を肌で感じることができた」。来年1月からはブラジリア大使館での勤務が決まり、「今まで築いたネットワークを活かしながら職務に当たりたい」と抱負を述べた。
 また10月に着任した岩嶋領事は、03年から5年間、在マナウス総領事館に、またメキシコ、ペルーでの勤務経験がある。日系社会に対し「向かい合うのではなく、横に立って同じ目線で問題に対処していきたい」と抱負を語る。
 また邦人保護業務の担当も決まり、「誰でも危険に出くわすことがあるが、努力で回避できる部分もあることを喚起していきたい」と述べた。
 12月より着任の佐藤領事の前任は、在米大使館の経済班。ブラジル経済に対して「不況期だが大きな市場であることには変わりなく、日系企業も独自に努力を続けている。現場の声を聞きながら、これまでの経験を踏まえた支援をしていきたい」と話した。