日本語センターが今年30周年を迎えた。人間で考えるなら、脂の乗った年代に突入することになる。今までの事業を継続しつつ、新しいことを始めても良い時期ではないか。
10月末の記念式典では課題として「教師の育成」という声が多く挙がった。そこで考えられるのがクルゼイロ・ド・スール大学で来年2月から開講する「日ポ語教師育成コース」との連携だ。「教職課程3年の内、最後の半年はどこかの日語校で現場研修する」「ベテラン日語教師が同大学に特別教諭として指導に出向く」あたりは最低限実行すべきか。
同大学から非日系の優秀な日語教師が多数卒業する風景を想像したとき、最大の課題は、彼らが率先して就職したくなるような好待遇を日語学校が用意できるかどうかだ。大卒教師が競って働きたくなるような日語学校は、今いくつあるのだろうか。(祐)
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